つつみ内科・皮ふ形成クリニック|福岡県柳川市|美容皮膚科・美容外科 、皮膚科、形成外科、内科、消化器内科、物忘れ治療

有明沿岸道大和北から700m 土曜は14時30分まで受付 ★シミ・シワ・たるみ・ニキビ・脱毛・高濃度ビタミンC点滴・ガン補助療法・認知症診療★

20240403桜

ホーム ≫ 高濃度ビタミンC点滴・美容点滴 ≫

高濃度ビタミンC点滴・美容点滴

vitaminC&biyou
 

(超)高濃度ビタミンC点滴とは

bitaminC
高濃度ビタミンC点滴療法はもともと、アメリカで副作用のないガン治療として、抗ガン剤治療の代わりとして注目されていました。通常サプリメントなどで摂取するビタミンCは1~2mgくらいですが、高濃度ビタミンC点滴では患者様に合わせて25~75mgのビタミンCを使用します。
口からの摂取に比べ、血中濃度が上昇しやすく、全身隅々に効率的にビタミンCが運ばれていき、その効果を発揮します。
高濃度ビタミンC点滴は副作用がほとんど見られないだけでなく、肌質や身体の調子の改善などのアンチエイジング効果が認められることも多く、標準的ガン治療に併用されるだけでなく、健康や美容の目的にも使用されるようになっています。
ビタミンCには活性酸素を除去するという抗酸化作用があります。年齢やストレスによる肌の酸化を防ぐことで、シミやくすみの改善を行い、コラーゲン生成作用もありますのでお肌に潤いやハリを出す効果が期待できます。喫煙により体内のビタミンCは破壊されてしまいますので、タバコを吸われる方にもお勧めです。

ガン治療への高濃度ビタミンC点滴

  • 1978年にライナス・ポーリング博士らによりビタミンCサプリメントが末期ガン患者の生存期間を数倍延長させるという論文が発表されていました。
    その後は21世紀になるまでビタミンC治療が表舞台に出る事はほとんどありませんでした。しかし2005年に米国・公的機関/国立衛生研究所(NIH)が「高濃度ビタミンC点滴は、ガン細胞に対してだけ選択的に毒性として働く」という衝撃的な発表をしています。それまでビタミンCの抗ガン効果に否定的だった米国が、積極的に研究を開始しており、欧米諸国や中国にまで臨床研究は広がっています。
  • ビタミンCは自分が酸化されることで強力な抗酸化作用を発揮しますが、その際に大量の過酸化水素が発生します。血中にビタミンCが投与された時、正常な細胞はビタミンC投与の結果として生じる過酸化水素を中和できますが、ガン細胞はこれを中和できず死んでしまいます。この違いを治療に用いるのが高濃度のビタミンCによるガン治療です。血液中のビタミンC濃度を治療域まで上げ、ガン細胞までしっかりとビタミンCを到達させることが大切になります。

高濃度ビタミンC点滴がおススメな人

  • 肌を白く美しくしたい
  • 肌のシミ・くすみ、肝斑が気になる
  • ニキビ肌・肌荒れを治したい
  • 日焼けした肌色を早く戻したい
  • エイジングケアをしたい
  • 体が疲れやすくなっている
  • 免疫力を高めたい
  • がんの治療に併用したい

1.高濃度ビタミンC点滴の効果

美白・美肌効果
シミの原因となるメラニンの生成を抑え、白く還元する働きがあり、肌を明るく見せる効果が高いといわれています。またビタミンCは肌の弾力を保つ繊維芽細胞を刺激することで、コラーゲンやエラスチンを促進し、肌に弾力を与えてしわやたるみを目立ちにくくするとされています。
ニキビの改善・予防
点滴による「抗酸化作用」は、皮脂分泌の抑制を図ることができます。そのため、皮脂の過剰な分泌で起きるニキビの改善や、新たなニキビを予防する効果も期待できます。
免疫力・抗がん作用
ビタミンC自らが酸化されることによって大量の過酸化水素を発生させ、それを代謝する酵素を持たないがん細胞だけを選択的に減少させます。またインターフェロンの産生の強化、白血球の活性化などの作用により身体の免疫機能を高める働きもあります。がんの標準治療に併用することで体調の改善やがんの縮小効果が期待できます。
ホルモンの生成
ビタミンCは副腎のホルモン分泌を促し、ストレスに対して積極的に対抗する副腎ホルモンの生成を助ける作用があります。喫煙はビタミンCを大量に消費するので、習慣的に喫煙している人には、特にお勧めです。
高コレステロール血症を抑制
過剰のコレステロールを胆汁酸に変えて対外へ排出する作用があります。

2. 高濃度ビタミンC点滴の安全性

高濃度ビタミンC点滴には、「副作用」と呼ばれるようなものはほとんどないとされています。
米国のあるクリニックは、超高濃度ビタミンC点滴療法で15年間に3万件以上の高濃度ビタミンC点滴療法を実施していますが、副作用で死亡に至った例はありません。

3. 点滴に使うビタミンC製剤の品質

点滴用のビタミンC製剤のなかには、品質保持のために防腐剤が含まれているものもあります。直接体内に高濃度ビタミンCをいれる点滴では、防腐剤が使用されていないものを選ぶ方が望ましく、当院では研究会などで推奨されているものを使用しております。

4. 高濃度ビタミンC点滴の流れ

1. 医師より説明

ご希望されている施術の内容について説明をさせていただきます。その後医師よりの診断を受けていただきます。

2. 検査

施術を受けられることが決まりました場合、高濃度ビタミンC点滴療法に関しては基本的に検査が必要となります。(すでにどちらのクリニックで高濃度ビタミンC点滴を受けられている方はその証明書もしくは検査結果をお持ちいただければ検査は必要ございません)
また患者様のお身体の状況によっては、医師の判断で血液検査も必要となる場合もあります。

3. 高濃度ビタミンCの点滴治療

1回12.5gの美容量の点滴の場合は、G6PDの検査は必要ありませんので、来院いただいた当日より点滴を受けていただく事ができます。検査結果で問題なかった場合は、ビタミンC 25g以上の点滴が可能となります。
点滴の施術時間は、ビタミンC投与量の2倍が目安となります。1回25gの場合は50分程度です。ベッドにお休みいただいてゆっくりと点滴を受けていただきます。リクライニングシートでの点滴も可能です。


高濃度ビタミンC点滴は、健康な方へのアンチエイジング・美容目的とガンの方の治療目的の2つに分けることができます。美容の場合は、ビタミンC12.5gや25gの点滴を2週に1回お勧めしています。
また、ガン治療の場合は、抗ガン作用を高めるため、ビタミンC血中濃度の測定や投与量の調整など別途計画的に行っていきますので、診察の際にお話しさせていただきます。
 
以下の方は高濃度ビタミンC点滴を受ける事ができない可能性があります
  • 腎臓機能の低い方
  • 栄養状態の悪い方・空腹時の方
  • 脱水症状の方
  • 腎不全がひどく透析中または近日中に透析が必要な方
  • 高度の心不全や不整脈のコントロールができていない方
  • G6PD欠損症の方(遺伝的疾患)
    ※1回のビタミンC点滴25g以上の場合は、G6PDの検査は必ず必要となります。

マイヤーズカクテル点滴とは

Myer's
マイヤーズ・カクテル点滴療法は、日本でも徐々に広まってきている治療法で、様々な疾患・アンチエイジングに効果が期待されます。
 起源は、米国の家庭医マイヤーズ先生に由来します。彼は30年以上にわたり、喘息、慢性疲労、うつ病などの患者をビタミンやミネラルの点滴で 治療することで有名でした。
1984年に彼が亡くなった後いったんはこの治療は途絶えましたが、米国の、アラン・ギャビー医師が2002年に復活させ、現代医学のエビデンスに合わせて再現し、「マイヤーズ・カクテル」と命名しました。そして今や米国では10000人以上の医師が治療に取り入れている治療手段となっています。
 点滴はマグネシウム、カルシウム、ビタミンB群、ビタミンCといった人間の体の中に存在している栄養素だけを配合し、急速にビタミンやミネラルの血中濃度を上昇させることで栄養学的な効果だけではなく、それ以上の薬理学的な効果を期待している、いわば究極のビタミン・ミネラル点滴です。
 日本では、保険診療の問題や点滴療法の情報不足のため、せっかく効果が認められながら、診療に取り入れている施設はまだ少ないのが現状です。
マイヤーズカクテルで点滴するビタミンやミネラル

ビタミンB1,B2,B3,B5,B6,B12,ビタミンC、グルタチオン、マグネシウムなど

マイヤーズカクテル点滴の治療が適応される症状や病気

  • 全身倦怠・疲労、慢性疲労症候群
  • 線維筋痛症、こむら返り
  • 気管支喘息、偏頭痛発作
  • 慢性副鼻腔炎、急性上気道炎、インフルエンザ
  • 花粉症、アレルギー性鼻炎
  • 慢性蕁麻疹
  • 甲状腺機能亢進症
  • 心不全、狭心症
  • 更年期症状、生理不順
  • 不眠、うつ症状
  • 歯周病、耳鳴り
  • 花粉症、インフルエンザ、風邪

副作用について

副作用はほとんどありませんが、過去にアレルギーの経験がある方は注意して行いますので、お知らせください。

マイヤーズカクテル点滴の流れ

一般の点滴と同じですが、点滴時間は20分から30分程度です。症状に応じてビタミン・ミネラルの一部を増量したりする場合もありますが、料金は特に変わりません。

 

グルタチオン点滴とは

Glutathione
グルタチオンは、3つのアミノ酸から成る成分(トリペプチド)で、抗酸化物質のひとつです。酸化の原因となる活性酸素から細胞を保護する役割をもっています。
 免疫システムにおいても重要な役割を担っており、アレルギーや喘息などを抑える効果もありますが、一般に20代をピークに加齢とともに減少していきます。
日本では既に40年以上も前からグルタチオンを自家中毒、つわり、妊娠中毒、薬物中毒、慢性肝炎の治療に使用していました。副作用も非常に少ない、安全率の高い医薬品で、薬の副作用の治療に使われることもあるぐらいです。なお、米国では抗がん剤の副作用による指先のしびれ(末梢神経障害)、閉塞性動 脈硬化症など様々な疾患の治療に使われています。
 グルタチオンは、脳を様々な有害物質から守る役割を担っており、パーキンソン病の患者様の脳内では、このグルタチオンが減少していることがわかっています。グルタチオン点滴はパーキンソン病の機能改善(歩行障害や振戦)と病気の進行を遅らせるための治療として、米国の多くの施設で行われています。
 治療は15~30分の点滴を行うというものですので、身体への負担もほとんどありません。
点滴終了後から歩行、ふるえ、バランスなどが劇的に改善する例もありますが、無効である場合もあります。投与量には個人差がありますので、効果の認められない場合は、徐々に投与量を増やしていき、適切な量を状況に応じて週1~3回点滴していきます。詳しくは診察の際にご提案させていただきます。
 最近では白玉点滴とも表現され、海外ではセレブの間でアンチエイジングや美容のための点滴としても人気があり、メラニン抑制作用により様々なお肌の悩みに作用します。
「美白、美肌」「酸化、活性酸素除去」「体内の過剰不要物の排泄、還元」「肝機能の治療、解毒」などの効果が期待できるアンチエイジング点滴です。
 

グルタチオン点滴の治療が適応される症状や病気

  • 疲れやすい・慢性疲労
  • 風邪を引きやすい
  • 食欲不振や全身の倦怠感
  • 線維筋痛症
  • 気管支喘息
  • アレルギーがある
  • 湿疹、皮膚炎、じんましんなどの皮膚疾患
  • 炎症後の色素沈着
  • 慢性肝炎・アルコール性肝疾患・脂肪肝
  • アンチエイジング(抗酸化)
  • パーキンソン病

副作用について

日本では既に40年以上も前から医療現場で使われている安全性の高い医薬品で、日本でもパーキンソン症状を中心に高容量を使われてきていますが、重篤な副作用は報告されていません。
 

グルタチオン点滴の流れ

初回は1,000mg。2回目1,400mg、3回目1,800mgと増やしていきます。パーキンソン病の患者さんの場合も同様です。
美容目的の場合は、1,800mgを維持量とします。パーキンソン病の患者さんで効果の認められない場合は、さらに増量していきます。点滴は15分から30分程度となります。

施術メニュー(料金表へリンク)