痛みのトリガーポイントとは?
痛みは日常生活レベルを大きく左右する疾患です。痛みについては生理学的にも臨床的にも様々な事実が分かってきており、医学教育ではあまり扱わない筋痛症という概念が大切です。筋肉をほぐす治療は民間療法として行われてますが、痛みと関連する筋硬結であるトリガーポイントを治療していくことが痛み治療の要です。
当院では細い針による注射で改善を図っていきます。硬結部は酸欠部で痛みの発痛物質を出している部位でもあり、早めにこの部分を解除し、痛みが慢性化しないようにすることがポイントです。
慢性化すると急性痛とは違い、中枢の脳の働きも考慮しなければならなくなり改善に至る期間も長くなりがちで内服薬なども多剤が必要となる場合が多いようです。痛みは早め早めの治療が大切です。
最初から骨の変形や構造的異常と痛みを結びつけるのではなく、筋痛症の治療を行い、その反応(治療的診断)によって鑑別診断も併せて行っていきます。