巻き爪
巻き爪とは、爪の片方または両端部分が皮膚に食い込むように伸びていく状態で、爪が食い込むことにより炎症と疼痛を繰り返します。
爪切りは非常に重要で、食い込んでいる爪を斜めにカットすると、爪の奥が伸びるときにまた食い込み始めるため、爪の角を残してスクエアカット(角張った形)することをおすすめします。
巻き爪の治療
1. 保存的治療 超弾性ワイヤー法(保険外治療)
伸びた爪の先端部分をワイヤーで矯正する方法です。ワイヤーを入れるだけの爪の先端の余裕が必要となります。
広がったワイヤーがスポーツや靴下の着脱等の障害になることもありますが、直後より広がっていき、痛みは取れていきます。調子が良ければ1ヶ月後の再診になります。爪が伸びてきた場合に、時々入れ替えが必要となります。
当院では信頼性のあるマチワイヤーを使用しています(多摩メディカル)
2. 根治術 陥入爪手術(根治術)
指の付け根に局所麻酔をし、食い込んで伸びる爪の両端部分が生えないように爪根部を切除し、レーザーなどで爪根部を焼却処理する方法です。2~3週間ほどのガーゼや絆創膏が必要です。手術後も爪を切りすぎると再発しやすくなります。手術は保険適応になります。