一般診療科について
一般診療科は、当院が標榜科として届け出ている科で、おもに保険診療の範囲で医療をご提供する診療科目です。内科(総合内科)・消化器内科・皮膚科・形成外科があります。内科から外科、内科疾患から皮膚疾患など幅広い視点から患者様のお悩みに対応できればと考えています。ともすれば、そこだけ診る専門性の中で、重要な病態が見落とされたり、偏った処方になりがちな面を、多岐にわたる診療科という面からカバーしていけるのではと考えています。診療の結果、必要な場合は、患者さんに最適な専門の医療機関をご紹介させていただきます。
また標榜科ではありませんが、認知症外来(物忘れ治療)や痛み治療(トリガーポイント注射)なども行っています。物忘れ治療は、外科治療と違って、患者様の生活状況に応じて家庭医が処方を変更していく現場第一主義のスタイルが理想であるにもかかわらず、まだまだ浸透していません。また痛みの診療では、筋痛症という概念や治療経験が必要とされますが、医学教育にはほとんどなく、按摩やマッサージなどの民間療法で対応されているのが現状です。トリガーポイント治療は、その橋渡しの領域とも言える筋痛へ対処していきます。
またコロナ禍の中で、メンタルでお悩みの方が増えておられるようです。総合診療の1つとして、心療内科(心理療法)も診療しています。人として生まれた限り避けて通れない課題ではありますが、自覚療法という面からサポート出来ればと考えています。