光陰矢の如し 虚しく渡ることなかれ
ほとんどブログも書けてませんで、またまた久しぶりです。暑い夏も少しずつ変化している昨今です。医療関連のワクチン副作用の問題から、隣の通所リハビリテーションの経過、その他いろいろと書かねばとは思っていますが、自由闊達をモットーに、また書いていければと思います。やっと隣接のデイケアの建築もほぼ完成となり、人事もスタートとしては整った感じになりました。ただ利用される方々の日常生活動作を向上させ、維持させるためのチームとしてのスキルアップはこれからです。私自身も上田敏のリハビリテーションの本を読みつつ、リハビリの歴史が始まって、理学療法や作業療法などの資格が生まれ、どう関わってきているのかなど改めて認識しました。上田先生の使われた「総合リハビリテーション」という用語には、単に身体機能に目を向けるだけではなく、その人の人生に密接に関わる分野としてのリハビリテーションという視点で、巷で言われるADL（日常生活動作）に止まらずに、QOL（生活の質）に意識を向けておく事の重要性を説かれており、スタッフ全員の意識の置き所としては非常に大切なのではと思いました。利用者様のご意見も伺いながら、改善改善の歩みをと思います。介護される方、する方とも共に同じ時間空間を共有するものとして、貴重な時間をシェアしていければと考えます。回復期リハビリの延長にもなるように、個浴も用意していますし、トイレについては、手すりが右のトイレと左のトイレ、それぞれをご用意しています。介護に留まらずに、その動作そのものもリハビリ化できるかと思います。やまとリハケアセンターの理学療法手技などについては、福岡で理学療法の勉強会を開催されている方にサポートいただいており、スタッフの手技も日々向上してもらえればと思っています。オープン当初の今、やまとリハケアセンターのスペシャルは、「歩く」、そして「立ち上がり」この２本立てにしています。容易に歩ける段階と、歩けない寝たきりに近い段階の間には、状況によりどちらにも変化する可能性のあるゾーンが存在します。そのゾーンにしっかり介入させていただき、先ほどの２点にフォーカスすることで、利用者様の生活レベルが維持できれば有難いことです。
ところで、個人的なことではありますが、ブログにも書いてきましたように、院長の禅坊主としての一面です。お盆は今回少し長めであったため、滋賀の山中で参禅させていただく機会を得ました。自然の川の流れ、藁葺き屋根、クーラーのない自然風、久しぶりやった沐浴、肉を摂らなかった数日間、そこどけとばかりに顔面に突っ込んでくる虫たち、老師から授かった有難い一言、等々ご縁に感謝する日々でした。大学生と思われる方々も参禅されており、知らぬ間に自分の月日も過ぎたものだとあらためて思いました。小学生の頃私も剣道をしており、山岡鉄舟は知ってはいましたが、彼の有名な言葉が、まさに禅の経験智そのものであるとあらためて知り、感慨深い参禅でした。読者の方々と共有したいと思います。
晴れてよし曇りてもよし富士の山 もとの姿は変らざりけり （山岡鉄舟）
また時間を見つけて書いていきます。表題は、自分への戒めとさせていただきます。
2024年09月01日 15:10
