つつみ内科・皮ふ形成クリニック|福岡県柳川市|美容皮膚科・美容外科 、皮膚科、形成外科、内科、消化器内科、物忘れ治療

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20240706夏と海

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PRPFエトセトラ

20231224診療ブログ
年末も近くなってきました。今日はクリスマス。診療ブログも久しぶりとなります。先日PRPF研究会で勉強させてもらったのと、しばらく前に頚部シワのモニターさんの症例がありましたので、症例提示ならびに、PRPF全般について書いてみたいと思います。
今回の頚部のシワの症例につきましては、PRPFのページに掲載しています。6月の研究会ワークショップで、会長の林先生の手技を学びそれに準じて注入しました。すでにPRPFの真骨頂の中顔面への経験はありましたので、発展系の手技となります。中顔面では麻酔を行った上で注入するのですが、頚部については麻酔注射の影響で注入箇所や量の判断が困難となることから、極細の針を用いて丁寧に注入しました。頚部にもやはり大ジワ、小ジワがありますが、今回は大ジワの方だけで8本採血全て消費しています。成長因子を少量入れたものがPRPFなのですが、この量については今回は研究会等でも推奨されている量としています。シワを完全に消失させるというより首全体のすっきり感を出すという感じになりました。隆起の程度と言う点では成長因子の濃度を上げる事で可能なのですが、美容ではオーバーよりアンダーと言われ、施術者としては悩む所です。麻酔注射をしない部位という事もあり、やはり研究会で推奨されている濃度が無難な感じかと思います。頚部のシワはPRPFが唯一無二の治療と言われています。メーカーが生体内で吸収されると謳っていても実際には残るケースも多々あるようで、首はやはり唯一無二と言えると思います。
全国の先生方とPRPFについての勉強会を視聴できる環境については非常に有難いかぎりで、この場で会長や理事の先生方をはじめとした会員の先生方には感謝申し上げます。PRPF研究会には主に形成外科出身の先生が多いようなのですが、見た目のアンチエイジングとして非常に重要な中顔面について、安全性含めた様々な点から最先端の意見をお聞きすることができます。大手の美容外科で行われてはいても、安全性や長期的視点から問題のある施術等もあるようです。それらの意見を聞けば聞くほど、PRPFがやっぱり良いという結論に導かれます。
私も以前研修の段階で、指導の先生に施術をしていただいたのですが、まぶた(上眼瞼)が軽くなった感じがありました。そして下眼瞼の施術(手術を含む)で上眼瞼の重たさや凹み(サンケンアイ)が改善するという傾向があるというのは現場では言われているようです。このPRPFは上眼瞼への注入も可能ですが、上眼瞼を評価する際には、下眼瞼含めた中顔面の状況も加味して、施術方法を選択していくという事が大切なようです。加齢に伴って、中顔面が下垂していく状態は、日々上まぶたにまで無意識レベルで影響しているようです。「引っ張られていないようで引っ張られている上まぶた」でしょうか。PRPFで目のクマを治療する場合は、上顎骨の骨膜上と下眼瞼の浅層の2層に注入しますが、この施術によるボリュームアップが、上まぶたにまで好影響を与えているという事だと思います。形態と機能は連動していると言われますが、ここでもそれが言えるようです。見た目の治療だけではないようです。
印象では、50代前半までの方であれば、皮膚の老化が著明でない事や、顔面骨の萎縮・後退が軽度である事、下まぶたの陥凹の程度が強くない事などから、PRPF注入のみで十分な効果が期待できるかと思います。先ほどの形態と機能の関連もありますので、ある程度の時期に肌ボリュームを回復させておくには、PRPFは非常に望ましい治療と言えると思います。
2023年12月24日 16:53