ポテンツァデモ スタッフ皆お試し
特に下まぶたの凹み(ゴルゴラインも含む)については、迷わずPRPF療法をおススメします。50代まではPRPF療法のみで十分のようです(理由は以下にも説明)。ただ高齢になるにつれて、凹みだけではなく、眼窩脂肪の出っ張りの方がより強くなってきますので、しっかり改善しようと思うと、形成領域では「ハムラ」と皆さん呼ぶ手術的治療になります。先月のPRPF療法研究会でも言われていましたが、「6~7割の改善でいいので、手術はしたくない」というご高齢の方には、このPRPF療法もありと思います。ただご高齢になると、下まぶたの皮膚そのものが「ちりめんじわ」といいますか、伸びている状態になっていますので、ただ凹みを治すだけではなく、この小じわの改善範囲や程度も想定した上での注入となりますので、中年の方のようにおいそれとはいかない部分もあります。その意味でも高齢の方には6~7割を目指すという表現は的を得ていると思います。
以上のような現実を直視すると、やはり美容のアンチエイジングも、早め早めの対応がベターな結果が出るのは間違いなく、そのへんに威力を発揮してくれるのがこれらの手段ではないかと読んでいます。PRPF療法研究会の話題については、ブログに書かないとと思っていましたが、もう7月も半ば、光陰矢の如しで、院内通信とちょっとしたブログでも、なかなかといった所です。
話はまた180度変わります。当院では認知症治療も行っていますが、先日往診の依頼があり、ご高齢の方(お婆様)の診察をしました。老々介護で、パートナーの認知症の周辺症状(御爺様)で非常に困っておられました。そのパートナーは病院に月1回は内科系の治療(投薬あり)で通院されているにも関わらず、この認知症の周辺症状までは十分に薬物療法の配慮がされてないようで、私の方になんとかならないかというご相談があり、それなりの処方をしました。私が認知症治療コウノメソッドを始めたのが2011年前後だったと思いますが、その時にもこの狭間の領域は家庭医、一般医があるレベルまでは診療すべきと思っていました。実際コウノメソッドでは認知症は専門病院に入院してうんぬんではなく、外来でいかに平穏に日常生活を営めるかを課題としています。そのために1)介護者保護主義(介護で疲弊しない) 2)家庭天秤法(介護している家族が薬の調整に関わる)3)サプリメントの活用(すでに保険診療の薬だけでは改善が見込めない)の3本柱を主軸としていて、これは今も変わっていません。ただ昨今サプリメントもさらに効果のあるものが出てきたり、認知症の超音波治療など変化している部分もあります。そのためこの認知症領域について当院もさらにいくつかの面をブラッシュアップし、コウノメソッド治療のご要望にさらにお応えできるようにしたいと考えています。抗加齢医学会の長寿者研究でも「腎心循環システム、認知症、フレイル」の加齢性変化の最小化が課題のようで、相互関連はしていても、それぞれ「内科系疾患対策、認知症治療、リハビリ」という用語にも置き換えられます。超専門ではなくても、家庭医として総合的に対応できるよう努める方針です。またホームページの内容やブログも刷新していきたいと思います。
2023年07月17日 21:27