つつみ内科・皮ふ形成クリニック|福岡県柳川市|美容皮膚科・美容外科 、皮膚科、形成外科、内科、消化器内科、物忘れ治療

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20240301梅

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世情・ワクチンそして天風さん

20230423院長ブログ4
院長ブログは医学的な内容というよりちょっとしたことを私なりの視点で、ブログに書くのをモットーとしています。もちろん賛否両論はあるでしょうが、全く知らなかった方にとってはコラムとして読んでいただければと思います。
前回、中村天風さんの書籍を再度読んでいる話を書きましたが、書籍が書かれたのは大東亜戦争前後でしょうから、相当前です。この中村天風さんは実は福岡や地元、柳川とも縁のある方のようで、ウィキペディアにも「父祐興は旧柳川藩士で、中村家は柳川藩藩主である立花家と遠縁にあたる」とあります。「いつまでも若々しく生きる」の書籍も通読しましたが、コロナ禍からの流れを見ていて、当時の世情と似た部分がありそうでしたので、少し内容をシェアしたいと思います。ですので、栄養学云々の話はまた別の機会になります。
ロシア・ウクライナ問題の流れで日本は海外勢にさせられ感が強い印象がありますし、LGBTや昆虫食についても全くそうです。日本には全く存在しなかった課題がどこからか持ち込まれます。いつも平和ボケした日本に利権がらみの課題が持ち込まれるのが常です。以前から政治家・マスコミ・官僚の失態について書いてますが、それまでに築いた利権等が絡んで真っ当な動きができない人たちの巣窟のようです。中国やロシアが意識的に高いとは思ってはいませんが、少なくとも日本がすべき事は、コロナ禍で露呈した様々な課題を契機に、眠ってた我良し精神の洗濯を行いつつ、分割統治の罠にはまらないようにすることだと思います(戦争で儲けようとする輩がいる事実)。米国一辺倒、中国一辺倒、危うい路線です。避けられない難は、大難を小難にと言いますが、それではないでしょうか。それでは大東亜戦争前後の天風さんの言葉をちょっと。

”何でもね、事がはっきりあらわれると、「えらいなあ」と、こう言う。現に、今度の大東亜戦争のごとき、初めっからしまいまで反対し続けていた私を、会員でさえ、「およしなさいよ、先生。国家が総意識でもって戦っているときに、先生だけが、この戦いは正義ではない、正義でない戦いは、必ず負けるぞ、なんてことをしょっちゅう言っていると、しまいに先生、ろくなことねえから、言わねえほうがいい」。昭和16年12月8日、「朕、米英に戦いを宣す」という詔勅を、私、大阪の宿屋で聞いた時、大声だして泣きました。だれも泣いたものはありませんで、「万歳、万歳、やっつけろ」なんて言うやつが多かった。私はね、あの詔勅を聞きながら、「ああ、これで日本が、皇紀撩乱(りょうらん)たる何千年の国体に傷をつけられるときが来たのか。日本が世界に誇っていた国民の自尊心が傷つけられるんだ。危うくするてえと、お互い、宿るべき家もなくなるような悲惨な目に遭うぞ」と思ったが、私の考えにだーれも、耳傾けて聞く者はありゃしねえ。・・・・・・
もっともそりゃ日本が私の言ったことの反対に勝ってりゃ、とうの昔私はもう死刑になっているでしょうけれども、やっぱり私の思った通りのような結果になっちゃった、ねえ。そうしたら、今になると、「やっぱり先生は先見の明があった」・・・よういわんわ。もっとも先見の明があったから、436人の言論家の中で、私一人がいまだにパージを受けていないでしょう。みーんな、ほんとうに余計なおっちょこちょいめ、宗教家までが「それ、撃て、やあ攻めろ」と言いやがったもんです。おっちょこちょいが、いろいろ言いやがって、パージ受けたんだ。私は反対せんがための反対じゃないもん、間違った戦をしていることを、最初から霊感で知ってたからだ。”


そして、コロナ禍もあまり問題ないような状況なのに、ワクチン接種をまだ押し進めています。ワクチン被害者の報道をコロナによる被害のように報じたNHKの偏向報道も困ったものですが、相変わらず闇の3点セット(中央の政治家・マスコミ・官僚)はスクラム状態です。ここでまた天風さんの話に戻るのですが、戦前から天風さんはしっかりとこのワクチンへの否定的な見解を述べておられます。天風さんは「植え疱瘡」という表現を使われていますが、現代のワクチンに言い換えて理解しても問題ないのではと思います。それではちょっと。

"いや、これは植え疱瘡ばかりじゃないよ。チフスやジフテリアや猩紅熱などの治療にやはり天然痘に対する植え疱瘡と同じような病毒を用いる、いわゆる血清療法というものがあります。そうなんだよ、あなた方、チフスの予防だとか何とか言って、注射させられているだろ。あれチフス菌、植えてんのよ、植え疱瘡と同じように、注射で。だから、熱が出てくるだろ。血清療法は、つまり手っ取り早く、一歩先んじてその病にかかっておくというやり方だ。そうすることによって、その病を免疫し得るという学術的な決定が、そうさせてるわけだ。しかしなるほど、免疫するかもしれない、また免疫し得るであろうパーセンテージが多いかもしれないけれど、その病毒からくる反応中毒、とうてい免れ得ることはない。だからかれこれ、そういう議論にとらわれて、狭い人生に情けなく生きるよりも、一歩進んで、天風哲学によって自然法則に順応して、体の中の老廃物の排泄をさかんにして、その機械的障害を排除する。そして特に精神態度のごときも常に積極的にして、もういかなる場合があろうが、病があったときでも、ないときでも、この自然治癒能力を、こちらもグングン旺盛にすりゃ、免疫もへったくれもねえじゃねえか。病にかからないですむんだから、ねえ。・・・・・・
なお一つ、ここに注意深く考えたいことは、文明人の間に、野蛮人の中に絶対になかった結核病や癌や花柳病(梅毒・淋病)というようなものが、しかも熱烈に流行しだしてきている兆候についてだ。なかったんですよ、こんなものは。・・・・
私はこう言ったんだ。「梅毒が、こういうふうにさかんになってきたのも、植え疱瘡をする人間が多くなって、やがて植え疱瘡をした人間の体の中に、癌や結核や花柳病にかかる素質が余計つくられちゃったからだ」と。これはお医者でもびっくりするだろう。これが一番罰金をとられる点だった。私がひとこと言ったら、それでもって「ふちら千万」、25円とられちゃった。だってね、私がそういうことを言った確信のある理由は、体が非常に丈夫な人間ほど、植え疱瘡をすると、花柳病と同様の膿疱が体に生じるのであります。ちょうど花柳病の初期に皮膚面へ発生する膿疱と同様の膿疱が出来る。もちろん中に花柳病的なばい菌はありません。"


実際に診療していても、ワクチン接種に伴い改善しにくい皮疹や掻痒が増えているのを感じます。帯状疱疹の増加もそうです。内科も皮膚科も診療していますが、皮膚病は内科病でもあり、皮膚科では原因を外に求める外因を求めがちですが、体の内部の反応性の問題、すなわち内因性を抜きには語れない部分があり、環境因子、食事含めた生活習慣、非常に大切だと思います。今日は天風さんの書籍からご紹介しました。先見の明の典型だなあと思います。大谷翔平さんが読んだ文章とは全く関係ない範囲だとは思いますが(笑)。心に刺さったのは、軍事探偵として活躍した強気の天風さんが、大東亜戦争決定の詔勅を聞いて、大泣きしたと言う部分です。「怒らず、恐れず、悲しまず」の生き方そのものが天風さんなんですが、この一文には感じるところがあります。どれだけの若者の命が奪われたかは歴史が証明しています。

 
 
2023年05月21日 11:33