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2023内科学会総会、栄養学再考

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久しぶりのブログになります。初診で来院される方から、時々ブログ見てますと声をかけられる事があります。何か疑問に思う事がありましたら、私なりにお応えしますとお返事しています。ブログ読むことから、自分や世情を観るきっかけにしていただければと思います。万人に心地よい事ばかり書いてる文章でないのは当の本人が一番よく理解してますので。4月は院内通院にも書きましたが、内科学会総会に東京まで行ってきました。他の所用もありましたので、それも兼ねてです。内科学会専門医の点数確保のためにも大切な大御所の学会です。
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旧友と食事をしましたが、いつものように撮影が食べ始めた後というパターンです。やはりお互いこの歳だけに、「肉より魚だね~。」という意見は一致しています。柳川から東京まで言って鰻でなくてもいいんでしょうが、美味そうでしたので。
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会場は有楽町の東京国際フォーラムでした。思い起こせば開業当時もここで学会があり、会場前の樹々の雰囲気に惚れ込んだのを思い出します。今回は晴れと雨、激変の天候でしたが、相変わらず元気そうで、これからの暑い季節に備えて癒されているかのようでした。
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この内科学会のシンポジウムの1つに「COVID-19が与えたインパクト」というのがありました。熱い議論を期待していたのですが、全くシンポジウムになっていませんでした。シンポジウムの定義を見てみると、「何人かが異なる面から意見を述べ合い、質疑応答をくりかえす」とあるんですが、ワクチン賛成派の発表のみで、異なる意見など全くなく、もはや内科学会もこんな感じです。シンポジウムになってないシンポジウムをシンポジウムにするなんて。個人的には一般演題程度でいいんじゃないかと思いました。諸外国がワクチンと縁を切ろうとしているのに、日本だけがワクチン消費に打ってつけと見られています。米国で使えない農薬を日本へという流れに似たパターンです。「玉石混交の医療内容を識別する」、痛切に感じます。
ところで最近、巷に出ている本から昭和の昔まで遡って健康関連の本を読破しています。昔から医食同源と言いますが、情報過多なだけに健康の王道でさえ見えにくいご時世です。大病院では西洋式の一般的な栄養学しか提供しません。癌の治療にしても手術・放射線・化学療法が主役で食事栄養は脇役になってしまうのが常で、患者さんは自分で開拓するしかありません。そんな中、個人で開業しながら末期癌の患者さんなどを診療しておられる先生方の書籍からは多くを学ぶ事ができます。医師が自分の進行癌に向き合い食事療法含めどう対処しているかといった本もあります。
こういった書籍を読んでいて感じるのは、「三人称、二人称、一人称」の違いです。いわゆる論文等は客観的といえば良さげな表現ですが、遠くから見ています。しかしもし家族や身内、または長年診ている患者さん等が癌になったら、それは二人称で、力の入れ方が変わってきます。そして究極は自分が癌になったら、それは一人称。そういう視点で書籍を数十冊ほど読みました。もちろんコオロギ食など書いてる本は一冊もございません。研究や論文に限らず、実践して自ら体験したものは、表現の威力が違います。サイエンスとアートの両輪が何事にも大切だといつも感じているのですが、アートの部分は一人称に近づくにつれて現場感が出てきます。
ここ3年間のコロナ禍やコロナワクチンの内容について振り返ってみると、マスコミを使った情報に動かされ、三人称でしかなかった事実があります。不幸にもワクチンの副作用で亡くなられた方やそのご家族にとってだけ二人称や一人称になるわけで、大衆は三人称スタイルで支配できるとする臭いがプンプンします。
食事栄養や健康関連の各論については院内通信にも書いてみようかと考えていますが、通読して理解したのは、日本精神から動いた医師や科学者の主張がGHQを含めた外圧により様々な形で封殺されている事(もちろんそちらに靡いた日本人も関与しているのは先の大戦と同じ)、そして本来の日本食の再興こそが鍵だという事です。今回のコロナ騒動と流れは同じです(日本発のイベルメクチンやアビガンが封殺された)。ただ、一般の方からは今回のコロナほどは見抜きにくいだけです。以前からスピリチュアルも含めブログを書いてますが、日月神示などに書かれている食の内容の信憑性を医学的立場からはどうかという視点で自分なりに吟味してきたのですが、今回の読了でそれらの内容もほぼ間違いないなあというのが感想です。また大谷翔平が学んだとして話題になった中村天風ですが、天風さんが語る健康法とも通じます。論文・科学といった名のもとに、現場感の薄い方法論に毒されてきたとも言えるかもしれません。各論を書くと長くなってしまうので、院内通信なども通して少しずつ書いていきたいと思います。
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中村天風については、断捨離に伴い書籍やCDをほとんど処分していたのですが、大谷翔平をきっかけに野球少年を持つ親御さんも知り始めたという流れもあり、再び中古本を手に入れました。健康論をもう一度読み返すのが目的でしたが、ある書籍は絶版だけにお値段も相当でした(書籍にある天風さんの言葉から「いつも預言者は一歩を先立ちます。しかも、その時代には受け入れらせません。その人たちの持っている常識の上をいってますからね。」)。まとまりのない文章になってしまいましたが、今回の読了で、食事栄養学、食料危機、サバイバル食、それらを貫く中心線が見えた感じがします。さらには、癌の3大治療(手術・放射線・化学療法)でさえ部分療法に過ぎず、それを支える全体療法とは、食事運動を中心とした自らの生活療法であると強く感じました。今回書きました「三人称・二人称・一人称」の話ですが、様々な手段方法を秩序立ててパワーのあるものとして現場に提供するためには、三人称スタイルでは非常に困難かと思います。注意するポイントではないでしょうか。
 
2023年04月23日 21:28