今年3回目のブログです。

PRP-Fの研修に行ってきました。PRPもネットで見ても、いろいろなネーミングもあれば、細部の手技も様々です。そして効果も。打っては見たけどあまり効果なしってものかあら、効果はあるが痛みがあるなどなど。どの施設も、自分の所属する委員会にその手技を届け出て施術されています。厚生局への届け出など最近では再生医療に対して敷居が高く、形成外科専門医で開業されている先生でも手を出されていない先生も多いようです。

今回は私が教わった方法の総本山へお邪魔させていただきました。名称は伏せておきますが、待合室の雰囲気をアップしておきます。本来は日曜診療は行っていない中、研修のために時間を作っていただき本当に有難かったです。看護師さん方々にもお優しく指導していただき感謝感謝でした。

このPRPという治療法は多血小板血漿注入療法で、自分の採取した血液から、注入材料を作っていきます。ですので、異物では全くありません。そして隠し味の成長因子を適度に入れることで、あらまあ素晴らしい治療剤に変化してしまいます。総本山に集まった症例は長期に渡り検討されていて数千例らしいですので、すでに効果・副作用など様々な面で評価されてきています。整形外科の靱帯損傷などへのPRP治療などはご存じの方もおられるかもしれません。さらに難治性潰瘍など傷の治りが悪い部分に使う事で、治癒能力が復活します。再生治癒能力を局所に集中するイメージです。

美容の方では、ヒアルロン酸や脂肪注入、HIFU、糸による施術などフェイスリフトからほうれい線治療・下眼瞼のたるみ治療まで大掛かりな手術でなくても様々な治療法があります。そういう中で、私がこのPRP-Fを観た印象としましては、5つ星に近い治療です。さらに非常に日本人に適した治療と思われます。先ほど説明しましたように、まず異物ではありません。そしてヒアルロン酸には出せない効果というのがあります。皮膚組織・脂肪組織が各々再生するからこそできてくる整容面(細かい説明は省略)。見た目のアンチエイジングという面からは、この治療法は絶対に必要なものだと感じています。指導していただいた先生のお話からも、ミドルエイジの女性の方は非常に効果が出やすく10歳程度は若返った感じになります。高齢と言われる年齢層の方でも一度にたるみがすっきりというわけではなくても、大じわが小じわになり肌の質感が改善しますのでお若く見えます。さらに3~4年程度は効果が維持されますので、費用対効果でもヒアルロン酸に負けません。

ヒアルロン酸も当初は皮下や皮内という浅い層の注入法から徐々に支持組織を補うための注入法が開発されてきたように、実はこのPRPもその流れが出ています。考えてみれば整形外科で靱帯損傷などの治療に使われるわけですから当然の流れではありますが、このような臨床的な面は日々経験を重ねられている先生方が多くの症例の中から導き出された結果です。細かな内容は若輩者の私が述べるものではありませんが、全体的な流れとしては、この治療法は必要だという事です。そして匠の世界を作り出せる日本人向きの治療法です。ヒアルロン酸はその注入材料自体海外の業者に依存しています。しかしこのPRP-Fは作成過程、そして注入手技など、サイエンスとアートがクロスする美容的治療と言えます。今回は私自身が被験者となり、身をもって体験してきましたので、今後の診療にも活かしていきたいと思います。研修という事でご愛敬でお願いします(笑)。天気予報では雨の予想でもありましたが、快晴から曇り程度で、またもや晴れ男を証明してしまいました。天気も良く、山々の雪景色は絶景でした。