この地区はここ数日は大雨が凄いです。ニュースの目玉になるほどではなかったのですが。元々納涼というスタンスで食事会を予定していましたが、状況が全く違いました。今日は近場の割烹料理「海宴」でランチ&ミニお勉強会。できるだけ意見を言ってもらいたいという主旨もあり、ミーティングも兼ねてですが。ランチの写真でも載せればよかったのでしょうが忘れました(笑)。

以前ブログにも書きましたが、栄養療法という視点からスタッフにも共有していただきたい知識もあり、軽く栄養学の最近の流れなどをシェアしました。慢性疾患にしろ癌などの悪性疾患にしろ、専門的な治療という点ではいろいろとアドバイスされる主治医の先生も、栄養の面ではしっかりと介入されていない場合もあります。医食同源という言葉もありますし、最近では分子レベルから栄養学も解明されてきていますので、栄養と疾患治療は密接なものとして捉える必要があると思っています。悪性疾患が判明した時点で本来はすぐに栄養療法的な介入が望ましいと思うのですが、来院された患者さんの状況を見る限り、お寒い状況です。医大などでもしかりです。

本日スタッフとシェアしたのは、栄養素の代謝経路の基本です。メタボから糖尿病まであらゆる疾患に通じる基本です。医療従事者なら一度は聞いたことのある、ミトコンドリア・クエン酸回路・ATP・嫌気性解糖・ビタミンB群などの関与などなど。栄養学はこれからは個別に介入していく時代に入っていると考えています。そのためには、分子栄養学の基礎を知った上で、最新の情報を融合させていかねばと思っています。糖尿病では糖が悪者のように扱われやすいのですが、糖自体が悪いのではなく、糖代謝が本来の回路に入ってエネルギー代謝として回らないのが問題です。さらに、癌ではミトコンドリアの機能異常が生じていて、秩序だった先ほどのような回路では代謝が回っていきません。さらには筋肉など本来は壊すべきでない組織もエネルギー源として使われやすくなります。そのような状況はやはり生化学レベル、つまり分子栄養学レベルで理解しておく必要があります。生活習慣病含め栄養学は裾野が広く、ついつい疾患別のみで扱われやすい傾向があります。しかし人の体は分割しているわけではありませんので、統合的に理解しなければなりません。となると、やはりベーシックな学びを深めつつ疾患別治療に応用していのが望ましいかと思います。

スタッフにとっては栄養療法は、個人および家族の健康に直結するものです。しっかり理解する事が、そのまま恩恵となります。今後も当院ではスタッフともども学んでいきたいと考えています。美容医療も行っていますし、その方面でも欠かせない知識です。アンチエイジングしかりです。皮膚疾患にしろ内科疾患にしろ一病息災で、そこから自らを省みる、そこに栄養学は欠かせないかと思います。